男性の栄養と食事④
〜和食と洋食 腸活によいのはどっち?〜

こんにちは。

健康な身体と美しい肌を作るため、美容ピラミッドの重要なボトムラインである生活習慣(睡眠・運動・食事)の栄養と食事にフォーカスして、お伝えしているシリーズ。今回は和食と洋食を比較します。

【それぞれのメリットとデメリット】

私たちの食生活は、和食中心の食生活から洋食へと変わりつつあるといわれています。特に男性は、ステーキにハンバーグ、フライの盛り合わせ、パスタなどの肉や油、濃い味を好む傾向があり、洋食を選択しがちです。ボリュームがあり短時間、価格も手ごろ、との理由から、ファーストフードやファミリーレストランで洋食を選択する機会が多いのはその一例です。

食の移り変わりに伴い、日本における栄養素の摂取割合や疾病の傾向も変化してきました。良い点と課題点も明らかになってきています。和食派・洋食派ともに、健康な身体と美しい肌をつくるため、毎日の食生活で意識していただきたいエッセンスをお伝えします。

【健康や美肌に違いをもたらすもの:善玉菌】

腸内でよい細菌を育てることが、健康と免疫、アンチエイジングに大きな影響を与えます。よい影響を与える微生物や、それを含んだ食品をプロバイオティクスといい、生きたまま腸内に届けると善玉菌が増え腸内環境が改善され、酵素も増えます。代表的な善玉菌は、乳酸菌、ビフィズス菌、酪酸菌、麹菌があり、ヨーグルトや納豆、チーズなどの発酵食品に含まれています。

典型的な日本の食卓によく並んでいる食物ですね。洋食では、ザワークラウトなどが挙げられると思います。毎日の食に対する少しの気遣いが年月を経て大きな変化をもたらしますので、善玉菌を摂取できるメニューの選択を心掛けたいものです。

【腸内環境を乱すもの3つ】

腸内環境を整えることで、代謝や免疫力が高まり便通がよくなり、肌質も改善します。反対に腸内環境を乱すものがあるのでご紹介します。

1つ目は、強い粘り気により栄養吸収の働きを阻害し、腸内で腐敗し悪玉菌を増やすカゼインというたんぱく質。牛乳に含まれ、乳脂肪の含有量も多く、大人ニキビができやすくなります。

2つ目は、グルテン。小麦などに含まれ分解されにくい特性を持つため、腸の炎症を起こしやすくなります。小麦やライ麦などに含まれています。

3つ目は糖質。腸内のカンジダ菌の増殖を促進させ、栄養の吸収力を落とすと同時に、アミノ酸の吸収を悪化させ皮膚の新陳代謝に悪影響を与えます。

具体的な食物としては、牛乳、パン類、スナックやスウィーツになるでしょうか。ご自身の体調を省みて思い当たる節がある方は、摂取量を少なくする、排除を試みる、あるいは代替するなどし、腸内環境を整えてゆくことをお勧めします。

【油(オイル)のきめ手】

食用油(オイル)は数多く流通していますが、たがが油と侮ってはいけません。

炎症抑制作用や血栓抑制作用のあるオイルがあるとご存知でしたか?反対に、炎症を促進するオイルもあります。

前者はオメガ3系と9系オイルで、アマニ油、エゴマ油、魚油、そしてオリーブオイルなどに多く含まれています。

後者はオメガ6系のオイルで、成長に欠かせないリノール酸ですが、摂りすぎると体内で炎症を起こす物質を増やし、生活習慣病や慢性疾患などの原因になるとされています。

キメ手は、火を通さず食べることができ、身体に良い影響を与えるか、です。生野菜にかけるオイルの摂り方は、理にかなっているといえるでしょう。

さて、いかがでしたか?和食と洋食比較論はまだ続きます。それぞれのメリットと課題点への対応、そして気になるデータについてお伝えします。

それではまた次回まで、美味しく無理せず楽しいお食事を!

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