活性炭に秘められた美容の力

身体の内側からのアンチエイジング

  • 肌は身体の内側からの栄養素を取り入れてターンオーバーを繰り返している。
  • 活性炭は腸内の有害物質を吸着・排泄し、腸内細菌叢(腸内フローラ)を改善する。
  • 活性炭は、脂肪の吸着に必須の胆汁酸、老化物質であるAGEs、腸内細菌が産生する毒性代謝物、有害金属(水銀やヒ素など)を吸着する。

暴飲暴食した翌日〜2日後に肌の調子が悪く、ニキビができたという経験は全ての女性が一度は経験しているのではないでしょうか。肌は表皮、真皮、皮下組織、皮脂、常在菌などで構成され、いずれも身体の内側からの栄養素を取り入れてターンオーバーを繰り返しています。すなわち、肌のアンチエイジングの基本の一つは、デトックスや善玉腸内細菌の育成などの腸活です。そして、活性炭は、腸内の老化物質や有害物質の除去に関して大変効果的な働きをしてくれます。

活性炭とは、洞窟をイメージしてください。活性炭の原料は炭ですが、炭の場合、洞窟の中に入った時の天井はともて高いのですが、すぐに行き止まりになっています。活性炭の場合は炭を賦活という操作をして、その洞窟をどんどん掘っていきます。途中幾重にも分岐しながらどんどんどんどん掘っていきます。最初は高かった天井も奥に行くに従い徐々に狭くなります。活性炭はこの洞窟にいろいろな物質を吸着します。活性炭の吸着には洞窟の穴の大きさ(細孔)と吸着できる場所の面積(比表面積)が重要です。物質の大きさよりも細孔が小さければ物質が入れないので吸着できないし、逆に細孔が大きすぎても物を留めるだけの力が洞窟の壁側から働かず吸着できません。つまり、物質を効率よく吸着するには、それぞれの物質にあった適度な細孔が必要です。また、比表面積は吸着できる場所がどのくらいあるかの指標です。ある大きさの細孔の面積を表しているわけではないので、必ずしも大きいからといって、特定の物質の吸着に有利とは言えません。吸着する場所があるというだけですが、比表面積が大きい方がいずれの細孔も大きい傾向があります。さらに、吸着したい物質が明らかな場合は吸着性能を上げるために洞窟の中で工事をして洞窟を加工する(後処理)こともあります。すなわち、活性炭と一言に言っても、使用する原料や製造方法、後処理方法により吸着するものが異なってきます。逆を言えば、吸着したいものに合わせて活性炭を加工することができます。

デトックスとは解毒ということです。デドックスしたい物質は大腸の腸内細菌により、芳香族アミノ酸からできるインドールやフェノール等の物質です。加えて、大腸の腸内細菌により一次胆汁酸が代謝され、より疎水性となり毒性が高まった二次胆汁酸類もデトックスの対象となります。これらの物質を吸着するのに、活性炭はとても優れているのです。

活性炭の摂取により期待できる効果をまとめると以下になります。

  • 腸内の有害物質を吸着・排泄し、腸内細菌叢(腸内フローラ)を改善する。
  • 脂肪の吸着に必須の胆汁酸を吸着する。
  • 老化物質であるAGEsを吸着する。
  • 腸内細菌が産生する毒性代謝物を吸着する。
  • 水銀やヒ素などの有害金属を吸着する。

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