6)顔面全体の骨格の変化
顔面には多くの関節があります。それらの関節の成長における基本な流れは背骨や足の関節と一緒です。幼少期から成人にかけて、関節面を中心に成長し、老年期にかけて萎縮します。我々の身長が成人にかけて成長し、その後、老年期にかけて関節面の狭小化や骨自体の萎縮により、身長が縮むのと一緒です。顔面の関節面の成長方向を図8に示します。
また、これまでに説明してきた内容(全6話)をまとめると、顔全体として図9の様に変化していきます。
※文章中の図はイラスト顎顔面解剖学(著:松村譲兒、島田和幸)を参照しています。